頭脳的ゴルフ道

ゴルフクラブの選び方や練習方法など、頭を使ってゴルフを上達する方法をお伝えしていきます!

初心者にオススメの「やさしいドライバー」の条件

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初心者が上達する為には、まず「やさしいクラブ」を使って練習することが非常に重要です。

自分に合わない難しいクラブを使って練習していると悪い癖がつくことがありますが、やさしいクラブで練習すると無理をしなくなるので、正しいスイングが身について上達が早まることが期待できます。特にドライバーはクラブの難易度が初心者の上達に大きく関係すると言っても過言ではありません!

ということで今回は初心者が上達する為に必要な「やさしいドライバー」の条件について解説していきます。内容的に初心者の方には難しいかもしれませんがご安心を。後日別記事でこの条件にあったドライバーをご紹介する予定です。


 

「やさしいドライバー」とは?

 
そもそも「やさしいドライバー」って、どういうドライバーなのでしょうか?
 
人によって見解が違うと思いますが、当ブログではミスに強く曲がらないドライバー、つまり多少下手に打っても真っ直ぐ飛んでくれるドライバーを「やさしいドライバー」と定義します。
 
大半の初心者はドライバーの芯でボールをとらえられていません。芯を外して打つとドライバーのフェースは多かれ少なかれブレが生じます。横方向にブレるとボールに横回転がかかってスライスやフックが出ますし、縦方向にブレるとテンプラになったり失速して飛ばなかったりします。
 
「やさしいドライバー」というのはこのヘッドのブレが少なくなるように設計されたクラブなのです。その為、多少芯を外してもボールは曲がらずに真っ直ぐ飛んでくれますし、飛距離もさほど落ちないのです
 
では次にドライバーの「やさしさ」を示す数値的条件をみてみましょう。

 


初心者が上達する「やさしいドライバー」の条件


初心者にオススメの「やさしいドライバー」の条件は以下の通りです。1つずつ順を追って解説していきましょう。

初心者が上達する「やさしいドライバー」の条件

①ヘッド左右慣性モーメントが大きい : 4500g・㎠以上
②重心角が大きい : 26°以上
③ヘッド容積が大きい : 445cc以上

④クラブが短い : 45インチ以下
⑤クラブが適度に重い : 一般男性なら総重量で295-315g
             力の強い男性なら総重量で315〜335g
⑥ロフト角が大きめ : 10.5°以上 
⑦シャフトは柔らかめ

 

 

①ヘッド左右慣性モーメントが大きい

 
ヘッド左右慣性モーメントというのは簡単に言えばヘッドの左右方向へのブレにくさです。値が大きいほどミスヒットした時でもヘッドがブレないので、ボールの曲がり幅が少なくて済みます
 
基本的には、ヘッド容積が大きい方がヘッド左右慣性モーメントも大きくなる傾向にありますが、ディープフェースの大型ヘッドなど当てはまらないものもあります。一番簡単な見分け方はヘッドを上から見た投影面積の広いクラブを探すことです。投影面積が広いということは重心が深いだけでなく、ヘッドの左右にバランス良く重量が分散されているのでヘッド左右慣性モーメントも大きくなるからです。
 
フェースの幅が広く、ヘッドの奥行きもある三角ヘッドや四角ヘッドといった変わり種ドライバーが一斉を風靡したことがありますが、これらはまさにヘッド左右慣性モーメントを大きくする為のメーカー側の苦肉の策だったのです。

ヘッド左右慣性モーメントが4500g・㎠以上あれば、かなりミスに強いヘッドだと言えます。これを1つの目安にすると良いでしょう

ヘッド左右慣性モーメントに関しては、この記事でも詳しく解説しています

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②重心角度が大きい


ヘッド左右慣性モーメントが大きなドライバーはほとんどが大型ヘッドなのですが、大型ヘッドの唯一の欠点はヘッドが返りにくいことです。早いリズムで振るとヘッドが返るのが間に合わず、フェースが開いたままインパクトしてスライスの原因になります。

この現象を「振り遅れ」と言いますが、振り遅れしにくくなる数値が重心角度です。重心角度が大きいとフェースが返りやすくなるので、大型ヘッドの弱点を補ってくれるのです。具体的には重心角度26°以上を目安にすることをオススメします

重心角度に関しては、この記事でも詳しく解説しています

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③ヘッド容積が大きい

 
容積が大きいヘッドは基本的に重心深度が深くなります。重心深度が深いとスイートエリアが広くなるので直進性が高くなりますし、重心角度も大きくなるのでつかまりが良くなります。さらにボールも上がりやすくなり初心者にとってやさしいことばかりなのです。

また個人的には初心者にとって「見た目」も重要だと考えています。ヘッドは小さいよりも大きい方が安心感がありますので、大型ヘッドのドライバーは自信を持って振ることができるでしょう。この心理的なアドバンテージがあるから、初心者はヘッド容積の大きなものを使うべきだと思います。
 
ただし大型ヘッドはフェースターンするのに時間がかかるという特性もあるので、少しゆっくり振ってあげる必要があります。たいていの初心者はスイングが早くなりがちで、それが悪い癖になります。大型ヘッドのドライバーでスイングテンポが早いとスライスしますから、逆に意識的にゆっくりしたテンポのスイングを身につけることができます。初心者の方はぜひ大型ヘッドのドライバーをゆっくり振る練習をしてみてください。良い球が出るはずです!
 
ヘッド容積はルールで上限が460ccと定められています。具体的には最低でも445cc以上、できれば上限の460ccのドライバーを使うと良いでしょう。


④クラブが短い

 
基本的にゴルフクラブは短いほどミートがしやすいです。しかしドライバーは飛距離を出す為に一般的なものでも43〜48インチくらいの長さがあり、初心者はとにかくミートするのに苦労します。
 
そこでクラブの長さは45インチ以下のものをオススメします。

クラブの長さに関しては、この記事でも詳しく解説しています

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⑤クラブが適度に重い

 
初心者は適度に重いクラブを使うことをオススメします。なぜなら軽いクラブだと手だけで振ることができてしまうので、体幹を使ったスイングが身につきにくいからです。逆に適度な重さがあれば、腕だけで振るのがしんどいので、自然と体幹を使ったスイングが身につきます
 
ではどれくらいの重さが適当なのかというと、体重60kg以上の一般男性でクラブの総重量が295〜315g。学生時代にスポーツをやっていたような体力のある男性だと315〜335gを目安にしてください。

クラブの重さに関しては、この記事でも詳しく解説しています

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⑤ロフト角が大きめ

 
ロフト角が大きいと当然ボールが上がります。初心者は基本的にボールの上がりやすいクラブを使った方がいいです。なぜならボールが上がらないと、自分でボールを上げようとする「あおり打ち」という悪癖がつくからです。
 
ボールを上げようとするアッパースイングはあまり良いスイングとは言えません。正しいスイングの結果としてアッパー軌道でボールをとらえるなら良いのですが、初めからアッパースイングをしているとボールを擦り、まともに前に飛ばなくなるからです。だから普通に振ってもボールが上がるクラブを使うことで、そのような悪癖がつきにくくなります。
 
また、ロフト角の大きいクラブはつかまりも良くなります。試してみるとわかりますが、ヘッドもシャフトも同じドライバーなら、ロフト角9°のクラブよりも13°のクラブの方がスライスする度合いが大幅に改善されます。つまり、初心者が悩まされるスライス対策としても有効なのです。

ロフト角はドライバーに記載のある表示ロフトで10.5°以上を推奨します。

ロフト角に関しては、この記事でも詳しく解説しています

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⑦シャフトは柔らかめ

 
シャフトは基本的に柔らかい方がしなりを感じやすく、ゆったりしたリズムのスイングが身につくので初心者にオススメです。逆に硬いシャフトを使っているとシャフトのしなりを感じにくく、どうしてもスイングが早くなるので良くありません。
 
他にも飛距離が出たり、ボールが自然に上がったりと、柔らかいシャフトは初心者にとってメリットが多いのです。
 
ただ、シャフトに書かれているSとかSRとかRといったフレックス表示には注意が必要です。メーカーによって同じフレックスでも硬さが異なるからです。特にキャロウェイやブリジストンといったクラブメーカーの純正シャフトと、グラファイトデザインや三菱レイヨンといったシャフトメーカーのシャフト※では同じフレックスでも後者の方が数段硬いのです。クラブメーカーのSよりもシャフトメーカーのRの方が硬い、なんてこともよくあります。
※シャフトメーカーのシャフトはTOUR-ADやDiamana、ATTASなど、ブランド名の方が有名なものが多いです。

ご自身に合うシャフトの硬さは下の表を目安にしてもらうと良いと思います。
 
【初心者に合うフレックスの目安】

一般男性
クラブメーカーの純正シャフト S〜SR
シャフトメーカーのシャフト SR〜R
 
力の強い男性
クラブメーカーの純正シャフト S
シャフトメーカーのシャフト S〜SR
 
力の弱い男性(シニア含む)
クラブメーカーの純正シャフト SR〜R
シャフトメーカーのシャフト R

  

もし中古クラブを探していてシャフトの硬さに迷ったらとりあえず柔らかい方を選びましょう。
 
シャフトの硬さに関しては、この記事でも詳しく解説しています
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初心者には「やさしい中古ドライバー」がオススメ!

 
以上が初心者が上達する為の「やさしいドライバー」の条件です。この条件に合う「やさしいドライバー」を使うことで、悪い癖がつかずに着実に上達できるはずです。これからゴルフクラブを始める人はもちろん、まだ100を切れていない初心者の人もぜひこの条件に合ったドライバーを使ってみてください。
 
ちなみに初心者向けのドライバーは中古で買うのがオススメです。これから上達して常に100を切れるくらいの腕前になったら、今度は中級者なりの悩みが出てきます。そうするとその時にまたドライバーを買い換えることになるからです。道具の影響が大きいゴルフというスポーツでは自身の腕前に合わせてゴルフクラブも買い換えていくことでよりスムーズに上達することができます。

お金に余裕があるなら最新モデルの新品を買ってもいいのですが、そうでない人は初心者のうちだけ使う修行用として中古で古いモデルを買えば良いと思います。古いモデルでも2011年以降に発売されたクラブなら、基本的な性能に大差はありません
 
冒頭でもお話しした通り、これらの条件にあうドライバーを見つけるのは初心者の方には難しいでしょう。そこで具体的にこれらの条件に合っているドライバーを下の記事でご紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。

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以上、初心者にオススメのが「やさしいドライバー」の条件でした!



 

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