頭脳的ゴルフ道

ゴルフクラブの選び方や練習方法など、頭を使ってゴルフを上達する方法をお伝えしていきます!

曲がらず飛ばせるやさしい中古ドライバーランキング2022 (慣性モーメント比)

これからゴルフを始める人何年やっても100を切れない初心者がドライバーを買うといっていたら、まず「やさしいドライバー」を中古で買うようにアドバイスします。

 
なぜなら、自分の実力に見合わない難しいクラブで練習していると悪い癖がつきやすく、かえって下手になる可能性が高いからです。逆に、誰にでも扱いやすい「やさしいクラブ」というのは癖がなく、初心者がスイングを覚えるのに適しています。
 
今回は曲がらず飛ばせるやさしい中古ドライバーランキング2022と題して、当ブログがオススメする中古ドライバーをご紹介したいと思います。

本コンテンツにはプロモーションが含まれています。ただし、記事は頭脳的ゴルフ道が独自に制作しており、メーカー等はコンテンツの内容やランキングの決定に一切関与していません。 詳しくは頭脳的ゴルフ道制作・運営ポリシーをご覧ください。

 
 

初心者はまず中古クラブを買うのがオススメ

 
初心者向きの「やさしいドライバー」はゴルフドゥなどの中古市場で5,000円〜20,000円くらいの価格帯でいくらでも見つかります。初心者を脱する為の必要経費として最低限これくらいのお金は投資すべきだと思います
 
初心者がいきなり数万円もするニューモデルの新品ドライバーを買う必要はありません。そういうドライバーに憧れる気持ちはわかりますが、それが初心者から卒業する為に必要なドライバーとは限らないからです。
 
憧れのドライバーはあなたが常に100を切れるようになったら使えばいいのです。まずはやさしいドライバーを使ってせっせと練習を積み、正しいスイングを身につけることが先決です。
 
 
 

「やさしいドライバー」の条件

 
この記事でも書きましたが、初心者にオススメしたい「やさしいドライバー」というのはとにかくミスに強く曲がりにくいドライバーです。
 

この記事のおさらいになりますが、数値で表すと以下のような条件を満たすドライバーということになります。
 
初心者が上達する「やさしいドライバー」の条件

①ヘッド左右慣性モーメントが大きい : 4500g・㎠以上
②重心角度が大きい  : 26°以上
③ヘッド容積が大きい : 445cc以上

④クラブが短い    : 45インチ以下
⑤クラブが適度に重い : 一般男性なら総重量で295-315g
             力の強い男性なら総重量で315〜335g
⑥ロフト角が大きめ  : 10.5°以上 
⑦シャフトは柔らかめ

この中で特に重要な数値が①ヘッド左右慣性モーメントです。
 
今回のランキングは大手ゴルフクラブメーカー14社で2015年〜2018年の4年間に発売した、現在中古市場に出回っているほとんど全てのドライバーを当ブログ顧問のクラフトマンが数値計測し、ヘッド左右慣性モーメント値の高い順に並べたものになります。

本来、ヘッド左右慣性モーメントだけでクラブの「やさしさ」の全てを決められるわけではないのですが、ランキングとする以上は公平かつ客観的な数値に従うべきと考え、最も重要な数値であるヘッド左右慣性モーメント値の順位としておりますことをご了承ください。

今回ご紹介しているクラブは全て私とそのクラフトマンが試打をしており、個人的な感想はコメントしております。例えば私が最もやさしいと感じたクラブは第3位のキャロウェイROGUE STARや第6位のテーラーメイドM4だったのですが、そのあたりの感想もコメントしていますのでぜひご覧ください。
 
ちなみに、ここでランキングされている全てのドライバーが非常に「やさしく」初心者が上達するためには理想的なドライバーであるとオススメできますので、順位に関係なく気に入ったものをお使いいただければ良いかと思います



やさしい中古ドライバーランキング

 

第1位 ピン G400MAX

 
ピン G400MAX データ
 
ヘッド左右慣性モーメント 5468g・㎠
重心角度 31.4°
ヘッド容積 460cc
ヘッド重量 202.6g
重心距離 45.6mm
重心深度 47.7mm
重心高さ 30.4mm
2018年発売

 

【写真アリ】G400MAX はコチラ

 


数多くのツアープロがエースドライバーに採用しているピンのG400シリーズ。中でもヘッド容積が上限の460ccで直進性を重視したモデルがこのG400MAXです。ヘッド左右慣性モーメントは今回比べた全モデルの中で最大の5468g・㎠を誇ります。
 
実際に打ってみると、どこで打っても芯を食うのではないかと思うくらいスイートスポットの広さをダントツに感じます。またスイートエリアも広いので、芯を外して打っても曲がり幅が大幅に抑制されるのを実感できます。良い意味での鈍感さというか、挙動のノロさがあります。これなら初心者がスライスを打っても、いつもの半分くらいの曲がり幅で済むかもしれません。とにかく真っ直ぐ打つことに向いています。
 
また重量バランスも秀逸で重心角度が31.4°もあります。その為、大型ヘッドの唯一の弱点であるヘッドの返りにくさもかなりカバーされています。スイングテンポが早ければ当然振り遅れますが、ゆったり振ればヘッドがしっかり返ってつかまりの良い球が出ます
 
重心距離が45.6mmとかなり長めなので芯を食った時はかなり飛びます。重心深度が47.7mmと非常に深いのも特徴的です。これくらい深いとインパクトロフトが増えますので、打ち出し角度はかなり高くなります。重心高さは30.4mmと低重心設計なので、高弾道・低スピンで飛ばせるドライバーです。ヘッドが202.6gとかなり重いこともあり、非力な人よりは若い人やスポーツをやっていたような力の強いユーザーに向いているでしょう。
 
唯一心配な点は、純正シャフトで組み上げたサイズが46インチとやや長めなことです。長いということはミートが難しくなるからです。
 
ただ、G400MAXはミスに強いヘッドです。多少ミートで失敗しても許容してくれます。それよりも、長いクラブは飛距離が出て、自然とゆったりしたスイングが身につきやすくなるという大きなメリットがあります。
 
特に初心者がレベルアップする為にはゆったりしたスイングを身につけることが非常に重要です。したがって、初心者にはあえてこの46インチのG400MAXを使うことをオススメしたいと思います。
 
2018年発売の比較的新しいモデルですが、既に中古市場にもたくさん出回っています。まだ新しいので価格は安くありませんが、初心者に最もオススメしたいドライバーです。
 

→ 全国80店舗のゴルフドゥでG400MAXの価格帯を見る

 
 
 

第2位 ピン G30

 
ピン G30 データ
 
ヘッド左右慣性モーメント 5301g・㎠
重心角度 27.0°
ヘッド容積 460cc
ヘッド重量 204.3g
重心距離 43.4mm
重心深度 42.1mm
重心高さ 30.4mm
2015年発売
 

【写真アリ】G30 はコチラ

 


G400シリーズの二世代前のG30シリーズ。ヘッド容積は同じ460ccですが、ヘッド重量が204.3gとかなりの重いのが特徴。ヘッド左右慣性モーメントは5301g・㎠に達しています。
 
実際に振ってみるとG400MAX同様にスイートエリアの広さを感じ、多少芯を外しても曲がり幅の少ない棒球が出るクラブです。ミート率の低い初心者でもOBなどの大きなミスをしにくく、とりあえず打てるところに運ぶことができるでしょう。
 
重心角度が27.0°もあるので、G400MAXほどでは無いものの、十分にヘッドが返ってくるのを実感できます。このクラブも早いテンポで打たないように気をつけさえすれば、オートマチックに真っ直ぐな棒球を打つことができます
 
重心距離が長く、深・低重心設計なのでG400MAXと同様で高弾道・低スピンで飛ばすクラブです。ヘッド重量はMAXよりも重い204.3gあるので、やはり非力な人よりも若い人や力の強い男性に向いてます。
 
基本的に直進性の高さが際立つやさしいドライバーです。2015年発売で3モデル前ということもあり、2万円しないで手に入るクラブも多数あります。私見ですがデザインも割とカッコイイので、モデルの古さにこだわらない初心者に最もオススメしたいドライバーです。
 

→ 全国80店舗のゴルフドゥでG30の価格帯を見る

 
 
 

第3位 キャロウェイ ROGUE STAR (2018)

 
キャロウェイ ROGUE STAR(2018) データ
 
ヘッド左右慣性モーメント 5137g・㎠
重心角度 27.4°
ヘッド容積 460cc
ヘッド重量 198.9g
重心距離 42.7mm
重心深度 42.2mm
重心高さ 30.3mm
2018年発売
 

【写真アリ】ROGUE STAR はコチラ

 

発売後、大ブレイクしたキャロウェイのROGUE STAR(ローグスター)。現在高い人気を誇っているROGUE シリーズの1世代前のモデルです。

「ジェイルブレイク」という2本の支柱がフェース面の内側にあり、インパクト時のヘッドのたわみを抑えエネルギーロスを低減。その結果、ボール初速が速くなるとメーカーが謳っている、やさしく飛ばすのがコンセプトの大人気ドライバーです。
 
スイートスポットが広く簡単に芯を食います。また芯を外して打っても打感が軽いのが印象的。ミスしてもヘッドがしっかりボールを押してくれる感覚があり、スイートエリアの広さを感じます。ミスがミスにならないくらい直進性が高いといえます。
 
ソールのヒール側に取り外し可能な重りがついていて、ヘッドが返りやすい設計になっています。それは数値にも現れていて、重心角度が27.4°もあります。つかまりが良く直進性も高いのでたしかに安心して飛ばせるドライバーです。

クラウン部分がカーボンでできていて、ヘッド重量が198.9gと軽いです。その為、ヘッドスピードが自然と上がり飛距離アップも望めます。力の弱い人やシニアの方でも飛ばせるはずです。

個人的な感想ですが、私は今回のランキングの中で最もやさしいドライバーだと感じました。慣性モーメントのやさしさに加え、つかまりの良さもあるので、初心者やスライサーの方はこのドライバーを使えば、ゴルフがかなり簡単になるのではないかと思います

そしてデザインがカッコいいのも良いですね。やさしいドライバーというとややデザインが垢抜けないものが多いのですが、ROGUEシリーズは先進的でスタイリッシュです。とても初心者向けのクラブには見えませんので、周りに舐められたくない人にもオススメのドライバーです!
 

→ 全国80店舗のゴルフドゥでROGUE STARの価格帯を見る

 
 
 

第4位 ピン G

 
ピン G データ
 
ヘッド左右慣性モーメント 5124g・㎠
重心角度 25.6°
ヘッド容積 460cc
ヘッド重量 199.2g
重心距離 43.6mm
重心深度 43.4mm
重心高さ 30.6mm
2016年発売

 

【写真アリ】G はコチラ


1モデル前のGシリーズ。G400シリーズとG30シリーズの間のモデルですね。
 
全体的な特徴はG400やG30に似ていますが、つかまり過ぎを抑えた設計になっていて前述の2つと比べると重心角度がやや小さめ。それでも一般的なクラブと比較すれば十分につかまるドライバーです。
 
もう一つの大きな違いがヘッド重量です。前述の2つは202gを超える重ヘッドでしたが、このGドライバーは200gを切ります。その分ヘッドスピードの向上が期待できるので飛距離も出やすいです。
 
G400やG30の寛容性(やさしさ)を持ちつつ飛距離アップも狙える大変バランスの良いドライバーです
 
 

→ 全国80店舗のゴルフドゥでGの価格帯を見る

 
 
 

第5位 ピン G400

 
ピン G400 データ
 
ヘッド左右慣性モーメント 5063g・㎠
重心角度 27.3°
ヘッド容積 460cc
ヘッド重量 199.2g
重心距離 45.1mm
重心深度 45.2mm
重心高さ 31.8mm
2018年発売

 

【写真アリ】G400 はコチラ


G400MAXと同時期に発売されたG400はオーソドックスなタイプとしてカテゴライズされたドライバーです。
 
ピンは操作性が良いクラブとしていますが、それはMAXと比較しての話です。たしかにMAXと比べれば重心距離が短く重心深度も深いのですが、それでも一般的なドライバーと比べればかなり長く深い重心を持っています。ヘッド左右慣性モーメントも同様で、5063g・㎠という大慣性モーメントを誇ります。この為、一般的なクラブと比べればはるかに直進性が高く、ミスに強いドライバーだと言えます。

基本的な性能はMAXとほぼ同じで、若干操作性が良いと思ってもらえば良いでしょう。「やさしさ」という点ではMAXに軍配が上がりますが、大きなヘッドが苦手という人はこちらを選んでも良いでしょう
 

→ 全国80店舗のゴルフドゥでG400の価格帯を見る

 
 
 

第6位 テーラーメイド M4

 
テーラーメイド M4 データ
 
ヘッド左右慣性モーメント 5062g・㎠
重心角度 26.1°
ヘッド容積 460cc
ヘッド重量 199.5g
重心距離 43.5mm
重心深度 43.0mm
重心高さ 32.3mm
2018年発売
 

【写真アリ】M4 はコチラ


松山英樹選手をはじめ、PGAツアーの世界ランカーがこぞって使うテーラーメイドのMシリーズのドライバー。発売当時、世界ランキング1位に君臨していたダスティン・ジョンソン選手が使用しているのがこのM4ドライバー。そんなトップアスリートも使うドライバーなのですが、実は非常にやさしい設計になっているのです。
 
テーラーメイドのMシリーズはフェースとソールはチタン、クラウンの後方がカーボンでできているので上から見るとツートンカラーになっているのが特徴。今回のM4はフェース側がシルバー、後方がカーボンブラックになっていてメカニカルなデザインに仕上がっています。
 
Mシリーズのもう一つの特徴が「ツイストフェース」と呼ばれる、微妙に捻れているフェース面。トゥ側はロフトが増えオープンに、ヒール側はロフトが減りクローズになるように捻れているらしいのですが、見た目はほとんど分かりません。その程度の捻れがどの程度弾道に影響するか分かりませんが、試打した限り少なくとも僕には感じ取れませんでした。
 
クラウンにカーボンを使用することでヘッド重量を軽くしています。ヘッドが軽ければヘッドスピードが上がるので、非力な人でも飛距離を伸ばすことが可能です。ソールを見るとフェース近くに割と大きめのスリットが入っていてフェースの反発力を増大。これも飛距離を伸ばす要素となっています。
 
ソール後方にはウェイトボルトが埋め込まれています。これはクラウン後方をカーボンにしたことによる重心深度の浅化を抑制する為のものです。その効果もあり重心深度は43mmと十分な深さがあります。これによりヘッド左右慣性モーメントも重心角度も大きくなっているのです。実際に打ってみるとかなりスイートエリアが広いことを実感でき、どこで打っても芯を食っているような打感があります。
 
テーラーメイドのクラブらしくソールするとややオープンフェースですがつかまりは悪くないし、芯を外して打っても曲がり幅が少ない。適度につかまりながら曲がらないので、思い切って振っていける代物です。
 
ヘッドが軽く重心深度が浅いので、ヘッドスピードの上がらないビギナーや非力な人でもボールが上がって飛ばせるドライバーです。真っ直ぐ飛ばせるのでドライバーショットには安定感を最重視するという上級者にもオススメ

個人的には今回のランキングの中で最も好きなドライバーです。慣性モーメントによる直進性の高さがありつつ、極度につかまりすぎないので安心して振っていけます。90の壁がなかなか越えられずに悩んでいる中級者や安定して80台前半を狙っていきたい上級者にオススメのドライバーです。
 
逆に、ひどいスライスに苦しんでいるような初心者はキャロウェイのROGUE STARの方がオススメです。 
 
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第7位 タイトリスト VG3(2018年モデル)

 
タイトリスト VG3(2018年モデル)データ
 
ヘッド左右慣性モーメント 4912g・㎠
重心角度 31.1°
ヘッド容積 460cc
ヘッド重量 194.6g
重心距離 39.0mm
重心深度 43.9mm
重心高さ 30.3mm
2018年発売
 
【写真アリ】VG3 はコチラ
 
タイトリストの優しいラインナップVG3の最新モデルです。数多くの女子プロが使用していることでも有名です。
 
特徴は何と言っても軽いヘッド重量です。たったの194.6gしか無いので、振ればその軽さがすぐに実感できます。これだけ軽いとヘッドスピードの大幅な向上が期待できます。実際に僕が試打した際にヘッドスピード43m/sくらいの感覚で振って45m/sが出ました。ゆえに非力な女子プロ(私たちより強いですが)でも飛距離を稼げるということで使用者が増えているのだと思います。
 
力の強い男性が使う場合、クラブの総重量が軽過ぎるのでシャフトをカスタムの60g台 or 70g台を選べば安定して飛ばせると思います。
 
重心角度が31.1°と大きく、FT値も1.12を誇るので非常につかまりが良いです。つかまりが良くてミスヒットしても曲がらないので、スライスに悩む初心者にとてもオススメです
 
→ 全国80店舗のゴルフドゥでVG3の価格帯を見る
 
 
 

第8位 ピン G400 SF TEC

 
ピン G400 SF TEC データ

ヘッド左右慣性モーメント 4829g・㎠ 
重心角度 28.2° 
ヘッド容積 445cc 
ヘッド重量 196.5g 
重心距離 42.0mm 
重心深度 44.0mm 
重心高さ 31.0mm 
2018年発売
 
【写真アリ】G400 SF TEC はコチラ
 
第1位のG400MAXと第5位のG400と同時期に発売された4兄弟モデルの一つ。中でもこのSF TECは重心距離が42.0mmと最も短く(とはいえ一般的なドライバーの中ではとても長い方)、つかまりの良さを重視したクラブ。
 
他の二本と比べてしまうと左右慣性モーメントが若干見劣りするものの、4829g・㎠ は十分に大きい数字。実際に打ってみると他の2モデルに全く引けを取らないスイートエリアの広さを感じ、直進性が高いです。
 
ヘッドがしっかり返ってくれるのでドローが打ちやすいのも特徴。スライスに悩んでいるプレーヤーなら他の2モデルよりもこのSF TECがオススメです
 
→ 全国80店舗のゴルフドゥでG400 SF TECの価格帯を見る
 
 
 

第9位 ヤマハ RMX218

 
ヤマハ RMX218 データ

ヘッド左右慣性モーメント 4706g・㎠ 
重心角度 26.0° 
ヘッド容積 460cc 
ヘッド重量 195.0g 
重心距離 37.8mm 
重心深度 38.8mm 
重心高さ 31.5mm 
2018年発売
 
【写真アリ】RMX218 はコチラ
 
つかまりの良いラインナップで定評のあるRMXシリーズの2018年モデル。
 
特徴は重心距離の短さ(短いといっても一般的なドライバーの中では長いほうですが)。ヘッド左右慣性モーメントを大きくするとどうしても重心距離が一緒に長くなってつかまりが悪くなりるのが普通なのですが、RMX218はヘッド左右慣性モーメントが4706g・㎠ あるにも関わらず、重心距離が37.8mmに抑えられている。ヘッドのブレにくさとつかまりの良さが両立されているので安定性を求めつつスライスに悩んでいるプレーヤーにオススメ
 
RMXシリーズはヘッドに好きなシャフトを組み合わせて購入する販売形式。その為、中古市場にもSpeederEVOLUTION ⅣやTourAD GP、TourAD IZ、TourAD MJ、FUBUKI Ai、ATTAS Cool、KUROKAGEなど、多彩な純正特注シャフトが付いたRMX218がゴロゴロしています。
 
力の強めな男性プレーヤーはもちろん、特注シャフトで注目を浴びたい人にもオススメのドライバーです。(シニアなど特注シャフトがハード過ぎる人は、後に紹介するK15が同じような特性を持っているのでそちらをどうぞ)
 
→ 全国80店舗のゴルフドゥでRMX218の価格帯を見る
 
 
 

第10位 プロギア 赤egg IMPACT-SPEC

 
プロギア 赤egg IMPACT-SPEC データ

ヘッド左右慣性モーメント 4695g・㎠ 
重心角度 29.9° 
ヘッド容積 460cc 
ヘッド重量 201.0g 
重心距離 42.3mm 
重心深度 45.4mm 
重心高さ 31.9mm 
2018年発売
 
【写真アリ】赤egg IMPACT-SPEC はコチラ
 
アベレージゴルファー向けでやさしく飛ばせると人気のeggシリーズ。この2018年モデルにはSLEルール限界の飛び性能を誇る赤eggルール適合外の高反発設計がなされた金eggがラインナップされている。
 
今回ご紹介するのはそんな赤eggのなかでも、さらにやさしく飛ばせることを追求した赤egg IMPACT-SPEC。
 
特徴は赤eggよりも1インチ短い(44.5インチ)クラブ長と、7g重いヘッド重量。1インチ短いことでミート率は格段に上がるので、その結果やさしく飛ばせるようになっている。クラブ長が短くなることで当然運動エネルギーが落ちますが、それをヘッドを重くすることで補っています。
 
実際に赤eggと振り比べてみると、ヘッド重量が重くなったことを全く感じさせず、むしろ振りやすくなっている印象。それなのにヘッドが効いているのは十分感じるので、ミートするだけで飛ぶイメージが湧き、力任せに振ることが無くなる。結果として初心者がスイングを覚えるのにも最適。
 
ヘッド左右慣性モーメントも4695g・㎠ と高く、重ヘッドの影響もあってヘッドが全然ブレない。多少芯を外しても真っ直ぐ飛んでくれる。重心深度も極めて深いので球もよく上がるし、重心角度が約30°もあるのでつかまりも良い。この為、力の強いハードヒッターには不向きですが、ミスヒットの多いアベレージゴルファーやスライスに悩む初心者、力が衰え始めたシニアなど、幅広いゴルファーにオススメできます
 
シャフトはIMPACT-SPEC専用のオリジナルシャフトのみのセッティング。短尺なので振りやすさは抜群。シャフトが全体的に柔らかめでよくしなり弾きが良い。弾きの良さなのか、振りやすさによるミート率の効果なのかわかりませんが、通常の赤eggと比べても遜色ない飛距離が出ました。アベレージゴルファーにはM43(S)、シニアゴルファーはM40(SR)かM37(R)がオススメ。
 
→ 全国80店舗のゴルフドゥで赤egg IMPACT-SPECの価格帯を見る
 
 
 
 
 



<2019年以降のドライバーもデータが揃い次第アップデートしていく予定です>




以上、曲がらず飛ばせるやさしい中古ドライバーランキング2022 ベスト12選でした!
 

 

【参考文献】
ピン公式HP
キャロウェイゴルフ公式HP

コブラゴルフ公式HP
テーラーメイドゴルフ公式HP
タイトリスト公式HP

 

 

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