「ライン出し」とは?
主にグリーンを狙う時や左右にバンカーや池などがあって絶対に曲げたくない時に、振り幅を抑えて方向性重視で真っ直ぐ打つテクニックをライン出しと言います。基本的にアイアンで打つ場合に用いられます。
ボールをしっかりつかまえて打つことができる中・上級者がアイアンでフルショットをすると、つかまり過ぎによる左のミスを誘発することがあります。これを防ぐ為にフェースローテーションを抑えるテクニックがライン出しショットです。
例えば、ピンまで150yという時に7番アイアンのフルショットでピッタリの距離を打つプレーヤーがいたとします。そのままピンを狙っても良いのですが、フルショットするとつかまり過ぎて左のミスが出やすくなります。そこで番手を1つ上げて振り幅を抑えることで、つかまりすぎによるミスを防ぐことができます。これがライン出しショットの基本的な考え方です。
逆に、アイアンでさえもスライスが出てしまうような初心者が真似をするとボールが全くつかまらずに余計に右のミスにつながるのでやらない方がいいと思います。
ライン出しショットの打ち方
- 1番手大きなクラブを選択する
7番で打つ距離なら6番を持ちます。 - ボールはセンター、もしくは1個分右に置く
- グリップは指一本程度短く持つ
- フルショットと全く同じスイングのまま、フォローだけを胸の前で止める
- できればスイングスピードを70%くらいにするつもりでゆったり振る
ただし、ゆったり正確に振るのはリズムが狂う可能性があるので、出来なければ無理にしなくても構いません。
1.〜3.については各自の好みで調整して頂いて構いません。なぜなら、これら飛距離に関わることは打ち方によって微妙に変わってくるからです。何度か練習して自分の距離になるように調整されることをお勧めします。
一方、このショットの最大のポイントは 4.のフルショットと全く同じスイングのまま、フォローだけを胸の前で止めるというところです。こんな感じですね ↓
これを意識するだけでスイングが制限されて、”ひっかけ” は極端に減りますので、アイアンのつかまり過ぎに悩んでいる人は是非お試しください。
通常の肩から肩までのハーフショットでは飛距離が2〜3割落ちますが、フォローだけを制限するライン出しショットでは飛距離はあまり落ちません。正確にはボール初速が落ちる一方で、打ち出し角度が低くなるので飛距離があまり変わらないのです。低い弾道は風の影響も受けにくくなりますので、強風の時にも非常に重宝するテクニックなのです。
以上、ひっかけ防止!「ライン出しショット」の打ち方でした!
通常の肩から肩までのハーフショットでは飛距離が2〜3割落ちますが、フォローだけを制限するライン出しショットでは飛距離はあまり落ちません。正確にはボール初速が落ちる一方で、打ち出し角度が低くなるので飛距離があまり変わらないのです。低い弾道は風の影響も受けにくくなりますので、強風の時にも非常に重宝するテクニックなのです。
以上、ひっかけ防止!「ライン出しショット」の打ち方でした!