練習場では上手く打てるのに、コースに出るとスコアを崩してしまう。その大きな原因の1つは傾斜地からのショットを苦手としていることかもしれません。
なぜなら練習場ではどこで打っても平らなのに対して、実際のコースでは前後左右もしくはそれらの複合的な傾きがあり、平らな場所から打てることの方が少ないからです。野球でもサッカーでもバスケットボールでも、他の球技は大抵同じ環境で練習ができるのに、ゴルフは練習場と本番のコースが全然違います。実際にラウンドした後、大叩きをしたホールを思い返してみると、傾斜地からのショットで案外ミスが多かったことに気づいたりします。
傾斜地からのショットはしっかり練習してコツさえつかんでいれば全然難しくないのですが、慣れていないとわずかな傾斜でもミスに繋がります。そこで日頃から傾斜地での練習を取り入れるべきなのですが、問題なのは日本のゴルフ練習場にはたいてい傾斜が無い為、練習したくても出来ないことです。
しかし出来ないことを言い訳にしていてもスコアは良くなりません。頭を使って工夫すれば何とかなるものです。平らな練習場でも、バランスディスク※などを使いスタンスだけでも傾斜をつけてあげることで、傾斜地での体重のかかり具合を感じながら十分に練習することが出来ます。この練習を普段からしているか、していないかでスコアが大きく変わると言っても過言ではありません。今回は普通の練習場で行う傾斜地ショットの練習方法を紹介したいと思います。
なぜなら練習場ではどこで打っても平らなのに対して、実際のコースでは前後左右もしくはそれらの複合的な傾きがあり、平らな場所から打てることの方が少ないからです。野球でもサッカーでもバスケットボールでも、他の球技は大抵同じ環境で練習ができるのに、ゴルフは練習場と本番のコースが全然違います。実際にラウンドした後、大叩きをしたホールを思い返してみると、傾斜地からのショットで案外ミスが多かったことに気づいたりします。
傾斜地からのショットはしっかり練習してコツさえつかんでいれば全然難しくないのですが、慣れていないとわずかな傾斜でもミスに繋がります。そこで日頃から傾斜地での練習を取り入れるべきなのですが、問題なのは日本のゴルフ練習場にはたいてい傾斜が無い為、練習したくても出来ないことです。
しかし出来ないことを言い訳にしていてもスコアは良くなりません。頭を使って工夫すれば何とかなるものです。平らな練習場でも、バランスディスク※などを使いスタンスだけでも傾斜をつけてあげることで、傾斜地での体重のかかり具合を感じながら十分に練習することが出来ます。この練習を普段からしているか、していないかでスコアが大きく変わると言っても過言ではありません。今回は普通の練習場で行う傾斜地ショットの練習方法を紹介したいと思います。
※バランスディスクが最適ですが、無ければボールを入れるカゴや厚めの板など踏み台にできる物であれば何でも構いません。欲を言えば100円ショップで売っている発泡スチロールのブロックなど柔らかい素材の方がしっかり踏みしめられて良いと思います。
左足上がりの傾斜地
左足上がりショットの基本的考え方
左足上がりのショットはボールをティアップしているのと同じ状態の為、左サイドに引っ掛けやすくなります。その為、フォローを出さずに打って終わりのつもりでスイングすると上手くいくと思います。
またやや上を向いてスイングするような形となるので、打ち出し角度が高くなります。その分キャリーが不足しますので、やや大きめの番手を使いましょう。
左足上がりショットの練習方法
左足上がりの傾斜地を再現する為に左足でバランスディスクを踏んで、傾斜をイメージして体の軸も傾斜なりに構えます。ボールも左足より(傾斜の高い方)にセットする為、高めのティに置いて傾斜上にあることを再現しましょう。あとはセオリー通り下記の手順で打っていきます。- 傾斜に沿って構え、体重は低い方の右足にかける
傾斜に沿って構えれば自然に右足に体重がかかります。極端に体を右に傾けたり無理に右足に体重を載せようとしないこと。 - ボールはセンターにセット
体重移動を行わないスイングは最下点がセンターよりになる為。 - 右足体重のまま体重移動をせずにコンパクトスイング
体重移動をしないので自然とコンパクトなスイングとなります。バランスを崩してミスに繋がるので、決してフルショットしないこと。 - インパクトで打って終わりのイメージでフォローをとらない
左足下がりの傾斜地
左足下がりショットの基本的な考え方
左足下がりのショットは基本的に低いところに向かって打つ形になります。その為、ボールを無理に上げようとしてクラブを上に振り抜こうとする人がいますが、それをしてしまうとトップのミスにつながります。決してボールを上げようとせずに、斜面に沿って払い打つイメージでスイングすることを心がけて下さい。
一方でこの払い打つようなスイングの弊害は、ボールのつかまりが悪くなって右に抜けてしまったり、スライスが出やすくなることです。
またやや下を向いてスイングするような形となるので、打ち出し角度が低くなります。ハーフスイングであればキャリーはあまり変わりませんが、弾道が低い分止まりにくくなるので注意が必要です。
左足下がりショットの練習方法
左足下がりの傾斜地を再現する為に右足でバランスディスクを踏んで、傾斜をイメージして体の軸も傾斜なりに構えます。ボールも右足より(傾斜の高い方)にセットする為、高めのティに置いて傾斜上にあることを再現しましょう。そしてセオリー通り下記の手順で打っていきます。
- 傾斜に沿って構え、体重は低い方の左足にかける
傾斜に沿って構えれば自然に左足に体重がかかります。極端に体を左に傾けたり無理に左足に体重を載せようとしないこと。
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ボールはセンター、もしくは右足よりにセット
体重移動を行わないスイングは最下点がセンターよりになる為。但し、ダフるイメージが強い人は右足よりにセットしてダフる前にボールを拾ってしまいましょう。
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左足体重のまま体重移動をせずにコンパクトスイング
体重移動をしないので自然とコンパクトスイングとなります。バランスを崩してミスに繋がるので、決してフルショットしないこと。
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決してボールを上げようとせずに傾斜に沿って振り払うイメージで打つ。
ボールを上げようとするとほぼ確実にトップします。左足下がりに傾斜地では斜面に沿って振り払うようなイメージで打つことが鉄則。
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