フェースプログレッション値(以下、FP値)とはフェース角を0°に設定した状態での、シャフトの中心線からリーディングエッジまでの水平距離のことです。簡単に言えばリーディングエッジ(歯)の出具合ということになります。㎜単位で表され、小さい場合はマイナスになることもあります。
FP値が小さいクラブはグースネックと呼ばれ、大きいクラブはストレートネックと呼ばれます(極端に大きなクラブは出っ歯クラブと言われることもあります)。
ちなみにドライバーのFP値の平均は18.2mmです。
ちなみにドライバーのFP値の平均は18.2mmです。
フェースプログレッション値(FP値)がショットに与える影響
FP値が小さいクラブの特徴
FP値が小さいクラブ(グースネック)はヘッド全体が飛球線後方側に寄っている為、重心角度が大きくなります。重心角度の記事でもお話ししましたが、重心角度が大きいとヘッドが返りやすくなりボールがつかまりやすくなります。その為、初中級者向けのアイアンはグースネックを採用しているクラブが多いのです。
またドライバーに関して言えば、FP値が小さいほどダウンブローを誘発しやすいと言われています。
FP値が大きいクラブの特徴
FP値が大きいクラブ(ストレートネック)はヘッド全体が飛球線前方側に寄っている為、重心角度が小さくなります。するとヘッドが返りにくくなりボールはつかまりにくくなります。その為、左のミスを嫌う傾向のある上級者向けのアイアンはストレートネックを採用しているクラブが多いのです(ひっかけのミスが出やすいウェッジに出っ歯クラブが多いのも同じ理由です)
また、ストレートネックのクラブは自分の意思でフェースを開閉させやすく、そういう操作性を求める上級者に好まれます。
ドライバーに関して言えば、FP値が大きいほどレベルブローを誘発しやすいと言われています。
ドライバーに関して言えば、FP値が大きいほどレベルブローを誘発しやすいと言われています。
以上、クラブヘッドの「フェースプログレッション」がショットに与える影響 でした!