頭脳的ゴルフ道

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小さいスイング練習法 〜スイングレベル1〜

Golf ball pyramid

 

小さいスイング練習法はスイングレベル1〜3で構成されており、各スイングではゴルフが上達する上で欠かせない3つの「感覚」と「気づき」が得られるようになっています。

スイングレベル1は主にパッティング〜アプローチに適したスイングであり、スイングレベル2と3はフルショットに適したスイングですが、各レベルで身につく「感覚」と「気づき」はどれもスイング全体にとって重要で欠かせません。

特にスイングレベル1で身につく「感覚」と「気づき」は最重要です。僕もスイングの調子を崩した場合、必ずスイングレベル1に戻って練習します。そうすることで再び調子を取り戻すことができるからです。


 

スイングレベル1で身につく「感覚」と「気づき」

 
 スイングレベル1で身につく「感覚」は体の正面でボールを打つ感覚です。これは全てのゴルフスイングにとって最も重要なポイントです。

アドレス時、クラブヘッドは体の正面にあります。しかしバックスイングの途中で、グリップしている手は正面を外れ、さらにクラブヘッドも体の正面を大きく外れます。これはボールを遠くに飛ばす為に必要な動きなのですが、インパクトの瞬間までにクラブヘッドが体の正面に戻ってこなければなりません。そうしないと、いわゆる「振り遅れ」になって、ボールがつかまらずにスライスしたり飛ばなかったりするからです。

逆にいうと、体の正面でボールをヒットすれば小さな振り幅でもボールは意外に遠くまで飛ぶことに「気づき」ます。

では実際にドリルをご紹介していきますが、実践する前に下記の記事には一度目を通しておくことをオススメします。

www.zunoutekigolf.com


 

ドリル1(肩の回転だけで 7時→5時)

 
スイングプレーンを時計の時刻盤に見立てるなら、ドリル1は振り幅が7時から5時くらいまでの非常に小さいスイングです(クラブヘッドの位置が7時から5時です)

ドリル1では手首・腕・腰・脚の4つの関節を使わずに、肩の回転だけでスイングします。とは言え、使わない4つの関節をガチガチに固める必要はありません。全身をリラックスさせながら肩をスムーズに動かして下さい。

実際には小さな振り幅でも自然に体重移動が起こるので下半身は多少動きますが、とにかく肩だけで打つつもりでスイングしましょう。

肩を動かす角度は、クラブを9時の位置まで持って来た時にヘッドが真後ろ(ボールを飛ばす方向の真逆)を指していればそれが正解です。ややインに引く感じですが、その角度を忘れずに肩を回します。


使用するクラブ

 
小さいスイング練習法では基本的に8番アイアンを使用します。7番でも9番でもいいのですが、ウェッジ以外のショートアイアンを使うようにしましょう。

 

ドリル1の手順

 
① アドレスに入る
足の横幅1つ分を空けたくらいの狭いスタンススクエアに立ちます。ボールはスタンスの中央よりボール1つ〜2つ分右に置きます。アプローチ練習を兼ねるならオープンスタンスでも良いのですが、初めはスクエアに立ちましょう
 
② クラブヘッドが7時の位置になるまで肩を回す(バックスイング)
全身をリラックスさせながら、クラブヘッドが7時の位置になるまで肩の回転だけでバックスイングします(手首・腕・腰・脚は使いません)

③ ボールを打って、フォローを出さない
ダウンスイングも同じく肩の回転で行い、ボールを打ってフォローは出しません。「7時→5時の振り幅なのにフォローを出さないというのはどういうこと??」と思うかもしれません。しかし「フォローを出そう」としているなら、そもそもそれは間違いです。

なぜならゴルフスイングは振り子の原理と同じで、トップから振り下ろしたクラブはインパクト後、自然に同じ高さまで上がるからです。フォローは出そうとしなくても勝手に出るものなのです。

逆にフォローを出そうとしてスイングすると、かなりの確率でダフります。クラブを持ち上げようとする余計な動きが発生するからです。

ではどうすれば良いかというと、クラブを振り降ろすだけで良いのです。イメージとしてはボールを打って終わりという感じです。そうすればダウンブローでボールをしっかりヒットすることができます。 
 
④ ①〜③を繰り返す
インパクトの強さにもよりますが、8番アイアンで7時→5時の振り幅をすると1〜5ヤードほどの距離にキャリーするはずです。スイングスピードを加減することで飛距離を調整することができます。初めは1ヤード。次は2ヤード。とボールを落とす場所を徐々に伸ばしていく練習を積むことで距離感を養うこともできます。
 
 

ドリル1は家の中で毎日コツコツ練習する

 
1〜2ヤードにキャリーさせるなら家の中でも練習できます。スイングの基礎が身につく大切なドリルですので毎日コツコツ積み重ねると上達が早くなります。

慣れないうちは座布団など柔らかい敷物の上にボールを置いて打ちましょう。しかしこの方法ではダフりながらボールを打っても上手く打ててしまいますので、慣れてきたらフローリングの上に敷いたパターマットなどにボール置いて練習するといいでしょう。騒音防止の為に、ボールが落ちたり当たりそうなところには毛布など緩衝材を置いて練習します。

たったの1ヤードにキャリーさせる練習でも、しっかりと体の正面でボールを打てているかチェックしながら行うことで非常に意味のある練習になります。

スイングレベル1で十中八九クリーンにボールをとらえられるようになったら、スイングレベル2に進みます。スイングレベル1は家の中でも出来ましたが、スイングレベル2はキャリーが30ヤードくらいになるので練習場に向かいましょう!
 
 
 

ドリル2 (肩の回転だけで8時→4時)

 
 ドリル2は振り幅が8時から4時くらいまでの小さいスイングで、ドリル1同様に手首・腕・腰・脚の4つの関節を使わずに、肩の回転だけでスイングします。肩を動かす角度もドリル1と同じです
 

ドリル2の手順

 
① アドレスに入る
足の横幅2つ分を空けたくらいのやや狭いスタンススクエアに立ちます。ボールはスタンスの中央よりボール1つ〜2つ分右に置きます。アプローチ練習を兼ねるならオープンスタンスでも良いのですが、初めはスクエアに立ちましょう
 
② クラブヘッドが8時の位置になるまで肩を回す(バックスイング)
腕を含めた全身をリラックスさせながら、クラブヘッドが8時の位置になるまで肩の回転だけでバックスイングします。(手首・腕・腰・脚は使いません)
 
③ ボールを打って、フォローを出さない
ドリル1と同様に、スイングするのは8時→6時までで打って終わりという感じです。
 
④ ①〜③を繰り返す
インパクトの強さによりますが、8番アイアンで8時→4時の振り幅をすると30ヤードあたりにキャリーするはずです。スイングスピードを加減することで飛距離が変わりますので、何回も繰り返し練習し、距離感を養いましょう。
 
 
 

ドリル3(肩の回転だけで9時→3時) 

 

ドリル3の手順

 
① アドレスに入る
足の横幅2つ分を空けたくらいのやや狭いスタンススクエアに立ちます。ボールはスタンスの中央よりボール1つ〜2つ分右に置きます。アプローチ練習を兼ねるならオープンスタンスでも良いのですが、初めはスクエアに立ちましょう
 
② クラブヘッドが7時の位置になるまで肩を回す(バックスイング)
腕を含めた全身をリラックスさせながら、クラブヘッドが9時の位置になるまで肩の回転だけでバックスイングします。(手首・腕・腰・脚は使いません)
 
③ ボールを打って、フォローを出さない
ドリル1・2と同様に、スイングするのは9時→6時までで打って終わりという感じです。
 
④ ①〜③を繰り返す
インパクトの強さによりますが、8番アイアンで8時→4時の振り幅をすると50ヤードあたりにキャリーするはずです。スイングスピードを加減することで飛距離が変わりますので、何回も繰り返し練習し、距離感を養いましょう。
 
 
 

スイングレベル1 成功のコツ

 
スイングレベル1では3つの振り幅のドリルをご紹介しました。ここではドリルを成功させる為のコツをお伝えしたいと思います。

常にクラブヘッドを身体の正面にキープする!


何度も言いますが、スイングレベル1で重要なことは体の正面でボールをヒットする感覚を養うことです。
 
スイングレベル1は振り幅が小さいのでアドレスからインパクトまでヘッドが身体の正面から外れることはありません。常にクラブヘッドを身体の正面にキープするようにしましょう。

スイングレベル2や3になるとヘッドが体の正面を外れます。その為、インパクトで正面に帰ってきたことを確認するように打つと良いでしょう。よくレッスンプロが「ヘッドを待つ」と表現しているのはこのことです。「待つ」感覚がわかるとボールを芯でとらえられる確率が飛躍的に高まります。
 
体の正面で打つことができるとフェースがスクエアでインパクトを迎え芯を食うので、真っ直ぐに、そして思った以上に飛ぶことがわかるはずです。 
 
 

ボールをクリーンに打とうとしない

 
振り幅が小さいとかえってダフリのミスが出やすくなります。これはスイングが小さいと手で操作しやすくなるからです。
 
上手にボールをクリーンに打とうなどと考える必要はありません。それよりも打って終わりの感じで、ボールを叩けば良いのです。
 
 

第七頸椎をキープ

 
 ストローク中、第七頸椎(首の後ろにある出っ張った骨)の位置がなるべく前後左右に動かないように注意します。全てのゴルフスイングはここさえ動かなければ綺麗な軸回転が出来るからです。

 

右足親指を踏ん張る

 
バックスイングでスウェーして(上体が右に動いて)しまう人は、右足親指を踏ん張ることで安定して打つことができます。
 
 
 

スイングレベル1のまとめ

 
 実際にこのスイングレベル1をやってみるとわかりますが、振り幅がかなり小さく、かえって打ちにくいかもしれません。なぜなら小さいスイングでは初心者がやりがちな勢いで誤魔化すスイングができないからです。

勢いをつければ、多少ダフってもボールは前に飛んでくれます。練習場のマットの上なら滑ってくれるのでなおさらです。しかしこれほど小さいスイングでは勢いをつけて打とうとしても振り遅れるだけなのです。

誤魔化しが効かないからこそ、振り遅れずに体の正面でインパクトしなければボールをクリーンにヒットすることはできないのです。


7時→5時や8時→4時のスイングはいろいろなレッスンプロがアプローチ練習として指導しています。しかし、わさお先生の考えでは、これらはアプローチ練習ではなく、フルショットを打つ為の基礎練習だということです。繰り返しますが、この練習で重要なことは体の正面でボールを打つ感覚を養うことです。小さなスイングでそれが出来なければ、フルショットでは絶対に出来ないからです。
 
ショットの調子が悪くなった場合、たいていは体の正面でボールを打てていません。今後もしそうなったら、このスイングレベル1のドリルに戻ることでスランプを脱出できるはずです。


つづく

 


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