シャフトは三箇所(手元・中間・先端)の剛性によって、しなりの性質が変わります。これは三箇所それぞれに別のはたらきがあるからです。
当サイトでは三箇所(手元・中間・先端)それぞれの剛性(硬い or 柔らかい)の組み合わせによって、シャフトのしなり特性を8タイプに分類しています。
8タイプのしなり特性
ここではメジャーなカスタムシャフトを中心に、8タイプのしなり特性を解説していきます。
ちなみに各タイプのイメージ図の右に書かれているアイコンは、上段からシャフト特性(飛距離重視か、安定性重視か)、出やすい球筋(ドロー系か、ストレートか、フェード系か)、向いているスイングタイプ(リストターンか、ボディターンか)を示しています。
それでは早速見ていきましょう。
ちなみに各タイプのイメージ図の右に書かれているアイコンは、上段からシャフト特性(飛距離重視か、安定性重視か)、出やすい球筋(ドロー系か、ストレートか、フェード系か)、向いているスイングタイプ(リストターンか、ボディターンか)を示しています。
それでは早速見ていきましょう。
Aタイプ 弾き系・先調子
パワーのあるハードヒッターがしっかりつかまえながら飛ばせるタイプ。先端の柔らかさによるしなり戻りと中間の硬さによる弾き感が飛距離を生み出す。ただし手元が硬いので、切り返しでタメが作れないと難しい。
・アッタス2 (USTマミヤ)
・TourAD クアトロテック(グラファイトデザイン)
・Miyazaki KENA Silver(ダンロップ) など
Bタイプ 粘り系・先調子
中間から先端にかけてしっかりしなり戻るので、タイミングが取りやすく、つかまえられるシャフト。力のあるスライサーや手打ちのスライサーに適している。
・TourAD EV(グラファイトデザイン)
・モトーレ VC(フジクラ)
・レクシスNP L(ヨネックス)
・QUAD BUTT STIFF(ミズノ) など
Cタイプ 粘り系・フラット
プレーヤーがしなりを感じやすく、タイミングを取りやすいやさしいシャフト。シャフト全体がゆっくりと大きくしなるので、ゆっくり振っても飛距離が出て、ボールも上がり、つかまる。非力なスライサーに最適。
・モトーレスピーダー(フジクラ)
・TourAD MT(グラファイトデザイン)
・TourAD SL(グラファイトデザイン)
・TourAD クアトロテックMD(グラファイトデザイン)
・N.S.PRO GT(日本シャフト) など
Dタイプ 粘り系・中調子
全体にハードめなものの、中間の柔らかさでタイミングを取りやすい中上級者向きのシャフト。ひっかけないので、しっかり振っていくことができる。スライサーを卒業し、フッカーに転身した中級者に最もオススメ!
・ディアマナ B(三菱レイヨン)
・ディアマナ BF(三菱レイヨン)
・ディアマナ BF(三菱レイヨン)
・ディアマナ S(三菱レイヨン)
・ディアマナ kai‘li(三菱レイヨン)
・KURO KAGE XM(三菱レイヨン)
・KURO KAGE XM(三菱レイヨン)
・アッタス5GOGO(USTマミヤ)
・アッタス6⭐︎(USTマミヤ)
・ランバックス TYPE-S(フジクラ)
・TourAD DJ(グラファイトデザイン)
・TourAD Z9003 TYPE(グラファイトデザイン)
・Miyazaki KENA Blue(ダンロップ)
・N.S.PRO Regio formula(日本シャフト) など
Eタイプ 弾き系・中調子
弾きの良さで飛ばせて、操作性の良い中上級者向けシャフト。つかまえることも、逃すこともできるが、正確なスイングができないとミートが難しい。
・ディアマナ R(三菱レイヨン)
・ディアマナ M(三菱レイヨン)
・ディアマナ M(三菱レイヨン)
・ディアマナ ‘ilima(三菱レイヨン)
・FUBUKI K(三菱レイヨン)
・アッタス³ (USTマミヤ)
・アッタス4U (USTマミヤ)
・アッタスG7 (USTマミヤ)
・TourAD GT(グラファイトデザイン)
・Miyazaki KENA indigo(ダンロップ)
・QUAD DUAL ACTIVE(ミズノ) など
Fタイプ 粘り系・フラット
全部分が硬めの上級者向けハードスペックシャフト。全体のしなりが少ないのでパワーのある人でも思い切り振ることができるが、遊びがないのでしっかりミートできる技術がないと辛い。またパワーのない人が使うと飛ばない。
・KURO KAGE XT(三菱レイヨン)
・アッタス(USTマミヤ)
・アッタス(USTマミヤ)
・モトーレ VT(フジクラ)
・TourAD DI(グラファイトデザイン) など
Gタイプ 弾き系・元調子
中から先が硬くなっているので左に行きにくい中上級者向きのシャフト。しかし手元がしっかりしなるので、タメが作りやすく振りやすい。基本的に左に行きにくく、吹け上がりにくいので、パワーがあるがミート率に不安のある人が低スピンでさらに飛ばせる。
・ディアマナ W(三菱レイヨン)
・ディアマナ D(三菱レイヨン)
・ディアマナ D(三菱レイヨン)
・ディアマナ ‘ahina(三菱レイヨン)
・FUBUKI α(三菱レイヨン)
・ランバックス TYPE-X(フジクラ)
・TourAD BB(グラファイトデザイン)
・Miyazaki KENA Black(ダンロップ)
・VIZARD TA(本間ゴルフ)
・レクシスNP H(ヨネックス) など
Hタイプ 粘り系・元調子
手元から中間にかけて鞭のようにしなるので、タメが作りやすくやさしいシャフト。粘るのでタイミングが取りやすいのに、つかまりも抑えられる。切り返しのゆっくりな人や460ccクラスの大型ヘッドとの相性が良い。
・モトーレ VC6.2(フジクラ)
・モトーレ F1 65J(フジクラ)
・アーマック6 62(本間ゴルフ) など
以上、8タイプのしなり特性を知って自分に合ったシャフトを見つけよう!でした