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クラブヘッドの「FT値(フェースターン値)」がショットに与える影響

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FT値(フェースターン値)とは?


クラブのつかまり度合いを表す数値として、このブログではFT値(フェースターン値)※というものを使っています。FT値は下記の計算式で導き出されます。


FT値 = 重心深度 ÷ 重心距離

 
※重心深度÷重心距離で導き出される数値はいろいろな雑誌やウェブサイトでそれぞれ独自の表現がなされている数値ですが、当ブログではFT値と呼びます。


FT値はその数値が大きいほど、つかまりの良いクラブヘッドだということになります。

ドライバーの場合、FT値が1.0以上あると強いつかまりを感じ、1.1以上あると強烈なつかまりを感じます(あくまで私見ですが恐らくみなさん感じるはずです)。この為、スライスに悩むスライサーの方にはFT値が1.0以上のドライバーを使うことをオススメしています。


計算式を見れば一目瞭然ですが、FT値は重心距離に反比例し、重心深度に比例します。つまり、重心距離が短いほど、重心深度が深いほど、FT値は大きくなります。

この関係は重心角度と同じです。その為、FT値は重心角度にだいたい比例します(厳密には重心角度は重心高さにも影響を受けるので完全な比例とはなりません)。


また、勘の良い人はもうお気づきかもしれませんが、FT値はヘッドのネック軸慣性モーメントに反比例することになります。

 

 

 

FT値は「つかまりの良さ」を示す最重要数値

 

一般的に、つかまりの良いクラブヘッドの特徴として重心距離が短いこと重心角度が大きいことが挙げられます。このことについては僕も異論はありません。
 
しかし、中でも格別につかまりの良いクラブ(当ブログではSランクと呼んでいます)については、これらの数値のどちらか一つだけが特出するだけでは十分ではありません。
 


例えば、ピンの G400 MAX というドライバーは重心角度が31.5°と超大きいのでメチャクチャつかまるように思いますが、重心距離も45.5mmと極端に長いので、ヘッドの返りがとてもゆっくりで、思うほど極端にはつかまりません※
 


また、この逆もしかりで


ブリヂストンの X-DRIVE 709 D430 は重心距離が31.9mmと極端に短いのですが、重心角度も21.9°とかなり小さいので、やはりつかまりの度合いは小さくなります※
 
※誤解の無いように言えば、いずれもAランクのつかまりの良いクラブです。ただ格段につかまるSランクでは無いというだけです。


このようにつかまりの良さを追求するのであれば、重心角度と重心距離の両方の数値に注目しなければならないのですが、FT値を見れば、だいたいその両方の数値の良さに直結しています。なぜなら、FT値は重心角度にほぼ比例していて、重心距離に反比例しているからです。


しかしここで一つの疑問があります。例えFT値の値が良くても(大きくても)重心深度が深ければ重心距離も長くなってしまうのではないのか?という重心角度と同じ問題点です。

ところがFT値はそのあたりをクリアしてくれる傾向にあります。なぜなら市販のほとんどのドライバーにおいて、重心距離は30〜40mmと幅があるのに対して、重心深度の方は38〜42mmとバラツキの幅が狭いのです。重心深度に大きな差が出にくいということはつまり、FT値が大きいクラブのほとんどは重心距離も短いということになるのです。

実際に市販のドライバーのFT値を算出したところ、そのTOP10のクラブのうちの8つのドライバーが重心距離35mm以下かつ重心角度が25°以上という「つかまるクラブの条件」をクリアしていました。

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以上、クラブヘッドの「FT値(フェースターン値)」がショットに与える影響でした!
 
 
 

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