頭脳的ゴルフ道

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小さいスイング練習法 〜スイングレベル3〜

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スイングレベル2を正しく習得すると左方向に低い引っ掛け球(どフック)が打てるようになり、悩まされてきたスライスからは解放されます。

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しかし、ゴルフ場では真っ直ぐ打てないとスコアになりません。
そこでフックからストレートへ球筋を調整するのがスイングレベル3です。
 
 
 

スイングレベル3で身につく「感覚」と「気づき」

 
スイングレベル3ではボールを逃す感覚を養います。
 
ボールを逃すというのはスライスを打つスイングのことです。スイングレベル2でどフックを打つスイングになっているので、それにスライスの要素を加えて球筋をストレートに調整するのです。
 
ではスライスを打つにはどうすればいいでしょう?スライスに悩んでいる人はたくさんいますが、スライスを打つ方法を具体的に説明できる人は多くありません。
 
答えはダウンスイングで体を回すことです。
 
そうするとインパクトで体が開くので、クラブが振り遅れてフェースも開き気味に当たりスライスします。これはもうやってみれば一目瞭然です。
 
スイングレベル2でつかまるスイングを習得している人は、腕を旋回させながら体を回すことでストレート弾道になるはずです。今まで左に引っ掛けていたのに、今度はボールがつかまりすぎないのです。
 
体を回す度合いによってフック的要素とスライス的要素を調整することができます。つまり、体の回し方次第で球筋を打ち分けられることに「気づく」はずです。
 
 
 

ドリル6 (球筋を調整する)

 
では具体的にスイングレベル3を身につけるドリル6を始めましょう。ドリル6の目的はボールを逃すスイングを身につけ、フックの弾道をストレートに調整することです。
 
 

手順1 アドレスする

 
あなたがフルショットする時の通常のアドレスをします。アイアンなのでボールは中央よりボール1つ分右に置きます。



手順2 両足を固定せずに腕を旋回させてスイングする

 
ドリル5では両足を固定し体を回さないように腕を旋回させましたが、今回は足も体もリラックスしたまま腕だけを旋回させましょう。するとクラブと腕の重みに引っ張られるように、インパクトからフォローにかけて自然と体が回ります。
 
体が回るとスライスの要素が追加されるので、今までフックだった弾道がストレートになるはずです。
 
もしまだフックが出るようなら少し早めに体を回してあげましょう。逆にスライスが出てしまうようなら体を回すのを少し加減すればフック寄りの球筋になるはずです。こうして体の回し方で球筋が調整できるようになります。
 
 
 

スイングレベル3のまとめ

 
スイングレベル3を習得すると、フック的要素とスライス的要素を付け加えることができます。そうすれば弾道を思いのまま打ち分けることができるようになります。
 
プロでも球筋は日によって変わります。
 
しかしスイングレベル3さえ身についていれば、球が右に出る日には体の回しを少なくしてフック的要素を付け加え、左に出る日なら体の回しを大きくしてスライス的要素を付け加えることができます。こうすることで常にストレート弾道に近い球に調整することができるのです。


つづく


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